シルバー天使の応援歌 ⑤  核燃料再処理施設の廃止措置計画が認可された。


原子力発電所の使用済み核燃料からプルトニウムなどを取り出す「東海再処理施設」(日本原子力研究開発機構、茨城県東海村)の廃止措置計画が13日の原子力規制委員会定例会合で認可された。廃止作業には約70年を要し、総額1兆円が見込まれているが、前例の無い困難な作業が続くため、費用がさらに膨らむ恐れがある。<報道記事より> おそらく倍以上の費用と数十年単位の年月が加算されるのでしょうね。

再処理は核燃料サイクル政策の中核工程であり、使用済み核燃料からウランやプルトニウムを取り出して、再度燃料として利用するための基幹作業となる。東海再処理施設はこの技術を開発するために建設されたものであり、資源の乏しい我が国にとっては夢膨らむ技術開発の出発であった。残念ながら、研究成果の見通しが立たない上に、施設の老朽化とずさんな組織運営等が重なり、金を食うばかりのお荷物に成り下がってその間、30数年。
日本原子力研究開発機構もさすがに「もっと続けさせて」とは言えない状況となり、やむなく廃止を願い出ることとなった次第です。

 

  廃止工程は約70年で、30程の施設。まず最優先作業は放射性廃液のガラス固化処理(2000億円以上)、分離精製工場などの除染(500億円)となる。この作業に約10年を要し、その後60年かけて施設の解体、放射性廃棄物のセメント固めをし(4000億円)、最後に廃棄物を地中に埋める作業(3500億円)という予定。
廃止には核燃料の切断や溶解、分離精製など燃料関連の作業に加えて、原発より高レベルに汚染された施設も多くあるため、高度な技術や研究しながらの技術開発も必要と考えられる。

 

 この施設の後継施設となる予定の青森県六ヶ所村に建設中の再処理工場は、完成予定が何度も(24回)延期され、現在の完成予定では2021年度上半期になるそうです。これらに掛かるコストは火力発電の燃料輸入と比較しても、それほど不合理な額ではないとの話を聞いた事がありますが、廃止に要する年月はどうなのでしょう。
今後原発の廃炉が続出することになりますが、これは「一大産業だ!」とでも思って見守るべきか。「そろそろ原発は卒業できないか」考えなければならないのかな。

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